食文化・愛知県食文化訪問①

みなさま、こんにちは、関野です。

知多半島、渥美半島と名古屋方面へ、食文化を訪ねて660kmほどドライブしました。

名古屋名物味噌カツ定食で味噌は八丁味噌で美味しかったです。

5月で菖蒲が飾られていました。
 

1) 知多半島 半田市ミツカン酢の博物館



上写真はミツカン酢の博物館(MMはミツカンミュージアムから)。
知多半島は江戸時代から酒造りをし、味噌・醤油・酢などの醸造品も造りました。

ミツカン酢創業家中埜(なかの)家も酒造りをし、その酒粕の有効利用で酢造りを始めました。
江戸まで酢などを運んだ弁才船(べんざいせん)も展示されていました。

19世紀初頭江戸で今の握りずしの原型「早ずし」が誕生し、早ずしに合う酢を販売。
これまでの米酢より、安価で甘味と旨味のある酒粕の粕酢が大流行になり
ミツカン酢は大儲けしました。

半田運河周辺は江戸時代から造られている酢のかおりが漂い、
環境省の「かおり風景100選」に選ばれています(ホームページより)。


半田運河がこの土手の向こうにあります。
ミツカン酢のマークが入った黒蔵がたくさん目に入ります。

この運河は知多半島最大の阿久比川に平行して流れる運河。
暴風雨・大洪水の時、阿久比川の濁流は下流の半田まで襲いました。

大水害で海への排水が問題となり、
中流で天井川になる阿久比川の排水路として運河は作られたそうです。
特に1959年の伊勢湾台風を契機に近代的に整備されました。

江戸時代海運業、酒や酢などの醸造業で栄えた運河沿いに
黒壁の蔵が並ぶ風景を求めて観光客がやってきます。
ここは江戸の食卓と寿司ブームを支えた醸造の中心地。
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つづく