食文化・近江商人を訪ねて

みなさま、こんにちは、関野です。
北前船に興味関心があり、各地の北前船ゆかりの地を訪ねています。

この北前船の始まり、船主の心意気の原点は近江商人とされています。
近江商人とは江戸時代に天秤棒を肩に荷物を持って
北海道から九州まで全国を行商に出た商人のこと。
そこで東近江市の近江商人博物館と、近江八幡市立資料館を訪ねました。
 

1)近江商人博物館


昔は八幡商人、五個荘(ごかしょ)商人、日野商人など
近江の出身地名で呼ばれ後世まとめて近江商人と呼ばれるようになりました。

この博物館は五個荘(ごかしょ)商人の出身地。
彼らは行商で各地の人々と知り合い、欲しがっている物の情報を丹念に集め、
この情報収集力が抜群だったそうです。
彼らの商いの手法は「諸国産物まわし」と言われ
各地の産物を売れ筋にまわして売る商法、
これが北前船に生かされ受け継がれました。

彼らが大切にした商いの心意気「売り手よし、買い手よし、
世間よし」の「三方よし」の考え方は
四書五経の中に自分たちの思想のよりどころになる格言を見つけ
家のモットーにしていたことが始まりのようです。

上ポスター「さと御膳」は近江商人の妻塚本さと(1843-1928年)の
家政の手引き「姑の餞別」をひもとき再現された郷土料理、
ぜいたく煮、豆腐の田楽、丁子麩の辛し和え、エビ豆、泥亀汁、クチナシの黄色飯など。
現地でのいつもの楽しみは郷土料理をいただくことです。

彼らの普段の食生活は質素で自給の米、野菜だけ、
ハレの日は京都錦市場から食材を取り寄せるなど豪華な食事でした。
また、塚本さとは「世間よし」で女子実務学校の創立など
女子教育に大いに尽力しました。
 

2)近江八幡市立資料館


資料館(工事中で写真を撮れなかった)は
安南(今のベトナム)に渡り巨利を得た
豪商の八幡商人西村太郎右衛門邸跡に開設。

上写真は西村太郎右衛門邸跡前の豪商伴庄右衛門邸跡です。
彼は江戸初期に麻布・畳表・蚊帳を商う八幡商人で、
学問にも精進し本居宣長、与謝蕪村らと親交があったそうです。


近江商人の素晴らしさを博物館・資料館から確認でき、
楽しいひと時を過ごすことができました。
歴史の中の近江商人のみなさまありがとうございました。