食文化・西オーストラリアへの旅①

みなさま、こんにちは、関野です。
西オーストラリア州の州都パース近郊へ行きました。
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1) オーストラリアの食文化


フリーマントルにある
地元で人気の少量生産の地ビール工場で10種の試飲をしました。
上の黒色ビールはコーヒーとチョコレート風味の地ビール、
アルコールが苦手な人向き。





試飲ビールと一緒にカンガルー肉(写真上)と
ムール貝のチリソースかけをいただきました。

カンガルー肉の味の特徴は少しパサパサしていること。
カンガルー肉はすべて野生のカンガルーの肉で昔はアボリジニの食糧として捕獲され、
今は政府の許可を得た狩猟人が商業的に捕獲。

ムール貝のチリソースかけは辛味とニンニク味とムール貝の出汁で美味、
下に沈んだスープも完食しました。


レストランの昼食に食べたエビがプリプリでおいしかった。
ここ西オーストラリアはロブスター、エビがたくさんとれ、日本にも輸出しています。


イギリスから独立した当時は紅茶文化が強く、
第2次世界大戦後イタリア系移民が増加し、
エスプレッソを楽しむ生活スタイルに変わったそうです。

朝食はハム・チーズのサンドイッチ、
イチゴジャム・サワークリーム付きスコーンとカフェラテ。
カフェラテはエスプレッソと牛乳を混ぜたイタリア発祥の飲み物、
今はコーヒー文化が根付いているそうです。


パース付近は穀物地帯で上写真の小麦は香川県の讃岐うどん用で研究所もある。
うどんは水がないのでここでは製造していないそうです。
 

2) ストロマトライト


上写真の海底の丸いのがシャーク湾で成長を続けているストロマトライトで、
化石になったものは世界各地で発見されています。

ストロマトライトは藍藻類で原始的な細菌、過酷な環境で生育します。
シャーク湾は砂漠に囲まれ潮流が弱いため
塩分が高く他の生物が生息できないために現存できたそうです。

先カンブリア時代(46億年前から5億4,200万年前まで)に世界各地に存在し、
地球上で最初に酸素を作り、大量の酸素を地球上に提供した最古の生物で
ここでは周りの環境を保存し大切にされていました。
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つづく