食文化・ヨーロッパ研修①

皆さん、こんにちは。少し前になりますが、
食文化学科にて、3/5~14の間、ヨーロッパ研修を実施しましたので
シリーズでご紹介します。
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今年度のヨーロッパ研修では、イタリア・オーストリア・スロバキアの
3ヶ国を巡り、食材の伝統的な製造の様子やヨーロッパの食の現状、
現地シェフによる調理実習や製菓実習を研修しました。


まずは、関西空港を出発し、ドバイ経由でミラノへ。
11時間のフライトをものともせず、最新鋭機のA380に乗り込みます。


機内食はタジンやラムのカレーなどいずれも美味でしたが、
「当社の機内食は、すべてハラールに則っております」という
メニューに書いてあるひとことに、異文化を実感しました。


ミラノに到着後、まず初めの研修先EATALYという、
質の高いイタリア食材を扱うお店を見学。
スローフードの発祥地トリノに本社を構えるこのお店は
BIO商品を積極的に販売。日本では見たこともない野菜や果物など
食材を見学しました。

 

この店では、アレルギー対応食も販売しており、
グルテンフリーのパスタやお菓子などもあり、アレルギー食について
学んでいる学生にとって、大きなヒントになったようです。
(下写真左の縦長商品がグルテンフリーのパスタ)


また、野菜や果物が不ぞろいな大きさのものをそのまま売っており
味や品質を維持することと、規格外という扱いの元、フードロスを
出さないようにということの両方に取り組んでいるヨーロッパの
取り組みの一端も確認しました。

日本の農家の皆さんが、見た目も美しい素晴らしい野菜・果物を
作るために日々努力されているのも学んではいますが、
大きさや形が不ぞろいなことに、まず消費者の目線が変わることが
大切なのでは…と感じました。

フランスではフードロスに対する法案もすでに成立しており、
日々日本で見かける大量の廃棄食品について
考えさせられる場面でした。
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つづく