食文化・カシオペアと青森

みなさま、こんにちは、関野です。




北海道新幹線の開業で2016年3月に営業を終えた
寝台特急「カシオペア」に乗って青森県に行きました。

乗り鉄、撮り鉄、降り鉄、鉄男、鉄子など
たくさんの鉄ちゃんが集まっていました。
カシオペアでは、2時間ドラマの殺人事件で高橋英樹、山村紅葉などが
活躍していました。


青森県八戸の郷土料理「せんべい汁」をいただきました。
南部煎餅の中でせんべい汁用に焼いた「鍋用煎餅」を使い、
鶏・豚の醤油出汁でゴボウ・マイタケ・ネギなどの具材と一緒にいただきます。
出汁を吸った煎餅は「すいとん」に似た食感です。

江戸時代天保の大飢饉(1833~1839)の頃に八戸藩から食べられたそうです。
八戸では小麦粉で作るすいとんの代わりに身近にある保存のきく煎餅を用い、
2007年に農山漁村の郷土料理100選に選ばれました。

また、青森県の農業産物の第1位はリンゴからニンニクになり
国産の80%が青森産ニンニクだそうです。
海の産物の第1位はイカからホタテになりました。


酸ヶ湯(すかゆ)温泉は標高900mの清涼な高地に位置し
八甲田観光の基地として発達し、
全国温泉のモデルケースとして「国民保養温泉地第1号」の指定を1954年に受けました。

温泉質は酸性で口に入れると酸味を味わうことができます。
ここは千人風呂の男女混浴でも有名で
混浴を守る会の注意書きには「見てはいけない、見せてはいけない」と書いてありました。
面白いですネ。

ご安心を男子が入れない女子だけの時間帯も設定されていました。
温泉の中はレトロで素敵な雰囲気で昭和人間の私には魅力的でした。
ここの風物詩とされている
屋根裏に営巣したイワツバメが空を飛び交っているのも見ることができました。


本州の最北端に位置する青森県は農業産出県で食料自給率はカロリーベース118%、
私たち都会人には優しい県です。
大阪からは遠いですが白神山地、十和田湖、八甲田山など
自然がいっぱい残されています。

機会があればどうぞ行ってみてください。