食文化・アルゼンチン~南極大陸へ①

みなさま、こんにちは、関野です。

春休みを利用してアルゼンチン経由で南極大陸に行ってきました。

1) アルゼンチン

アルゼンチンは何もなかった大草原をイタリアなどのヨーロッパ移民が
開拓し牧畜業・農業が現代の主要産業。
他の中南米とは異なり先住民・黒人がほとんどいない「白人国家」。


①首都ブエノス・アイレス
ブエノス・アイレスは「南米のパリ」と呼ばれる大都市、
ラ・プラタ川の河口に広がる港町です。


ブエノス・アイレスにある、世界第2位の美しい本屋
El Ateneo(エル・アテネオ)に行きました。


 
El Ateneoは古い劇場を本屋にしたので、店内は劇場のまま。
内装はクリーム色、天井にはシャンデリア。
絵本売り場には子供の遊ぶスペース、
カフェテリアもあり何時間もここで過ごすことができます。


 
港町ラ・ボカ(河口)はアルゼンチン随一の港で
欧州からの船はすべてこの港に昔は停泊。
1880年頃、ボカには造船所・賭場があり、
新天地を求めた船乗り・労働者のたまり場の安酒場が密集。
男同士、酒場でイライラのはけ口として踊ったのが
タンゴの始まりとされています。


前回ここに来たときは夕方でタンゴを踊る老若男女がいましたが、
今回はお昼前で残念ながら静かでした。
ボカの観光地カミニート(小径)はカラフルに塗り分けられた家々が並びます。


 
アルゼンチンは大草原を開拓した大畜産国で皆さん肉をたくさん食べ、
スーパーの肉売り場も種類・量も充実し安価、
肉好きには素晴らしい国です。


 
広い広いレストランの壁に牛とガウチョの様子の絵が飾ってありました。
ガウチョはアルゼンチン、ウルグアイなどで17~19世紀に
牧畜に従事したスペイン人と先住民の両方を祖先に持つ住民で
アメリカのカウボーイに仕事が似ていると言われています。


 
アルゼンチン料理の代表は肉料理。
日本での刺身と似ていて、まず一人分を銘々の横に置き、
テーブルの真ん中に刺身海鮮舟盛りのように
皆用の肉の大盛がド~~ンと置かれ、自分用と皆用の肉を食べ
甘いデザートも食べます。

アルゼンチン式グリル料理の名物は
アサード(煮た肉料理)とパリジャーダ(焼いた肉料理)があり
レストランの入り口で豪快にいろいろな肉を焼いていました。
上写真のパリジャーダは牛、羊、鳥、ブラッド(血)ソーセージなどが焼かれ
熱々の皿に乗り塩・レモンなどであっさり味をいただきます。


 
こちらは、少し高級レストランのステーキを塩で味わいました。
いつも左にあるパン・クラッカーの大盛が一緒に提供されます。

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つづく