食文化・北京②

みなさま、こんにちは、関野です。
冬休み、北京に行ったブログの第2弾です。
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3)北京の食




上写真は宿泊ホテル近くの「周黒鴨(ツォヘイヤー)」の店舗で、
下の写真が店の中の商品です。

周黒鴨はピリ辛アヒルのテイクアウト店で、
中国全土で700店ほど展開しているチェーン店です。
日本にも上陸しているそうですが、残念ながらまだ私は見たことがありません。


上写真は北京ダックをそぎ切りにしているところで、北京料理の代表。
炉の中でアヒルをパリパリに焼き、その皮をそぎ切りにします。

小麦粉を焼いて作った皮にキュウリ、ネギ、甜麺醤(テンメンジャン、中国の甘みそ)と
一緒にアヒルのそぎ切りの皮を包んで食べます。
明の永楽帝が南京から北京に遷都したとき南京のアヒル料理を北京に伝え、
北京ダックは宮廷料理になったとされています。

中国4大料理の一ツ「北京料理」は
中国王朝が北京に都をおいた以降の貴族の宮廷料理、
北京市民の家庭料理などの食べ物を総称して呼びます。

宮廷料理の流れから見栄えのする料理が多く、
華北であるため米より小麦粉が多く使われているのが特徴。


一人分鍋で中華風しゃぶしゃぶです。
肉は牛、豚、羊、鶏肉で、野菜もタップリでした。
手前が豆腐で日本より硬いですが、薄切りなのでつぶれやすく扱いが難しかった。


上写真は刀削麺(トウショウメン)で北京の西の山西省料理です。
山西省は麺の種類が多いのが特徴で、その中でこの刀削麺が一番有名です。
山梨県の「ほうとう」に形も味も似ていました。


北京は広大で専用バスを利用しても10,000歩ほど毎日歩いていました。
尖閣問題、スモッグなどで北京への日本人観光客は少ないそうです。
社会の教科書に掲載されている万里の長城は圧巻で皇帝の巨大な力を感じ、
タイムスリップしたような街並みも見ることができ、様々な中国を体験できました。