ホノルルの孫文と出雲大社 (学科長:大橋千秋)


ホノルルのチャイナタウンの一角にある、孫文(孫中山)の銅像です。
孫文といえば辛亥革命で知られる「中国革命の父」。
彼はこの地で、13歳から18歳までの年月を過ごしました。
28歳で再びハワイに戻り、ここで清朝の打倒を目指す革命団体、「興中会」を結成します。
そのような人物の銅像がここに建っていることは、当然と言えるでしょう。
ただ、それならそれで、頭にかぶさる枝葉をなんとかしてあげたいものだと思いました。
 

孫文の銅像からほど近い所に、出雲大社の分社があります。
ここが出雲大社教によって「教会所」として正式に認可されたのは、1909年(明治42年)のこと。
真珠湾攻撃の後、職員らは合衆国本土に抑留され、社殿はホノルル市郡政府が管理しました。
1961年になってようやく社殿の返還請求が認められ、1968年には現在の地へ移転されました。
出雲大社の権宮司、千家国麿さんと高円宮家の次女、典子様のご婚約が報じられたのは、5月のこと。
僕がここでお祈りしたのは・・・今回のハワイ研修に参加した学生諸君の良縁でした。