食文化学科
2016.11.23
食文化・香川食ツアー④
香川食ツアーの最終回です。
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3)こんにちは、食文化学科4年のAです。
東かがわ・つばさキャビアセンターの見学に行きました。
廃校を活用して、体育館に大きなプールをチョウザメの大きさに分けて何個も置き、
チョウザメの養殖と「黒い宝石」と言われるキャビアの生産をしています。
養殖数はなんと、日本一の10000尾!!
大きいもので3メートル80キロもあるチョウザメを見ることもできます。
チョウザメの寿命は人間と同じぐらいで、
キャビアセンターには30年生きているチョウザメも見ることができます。
チョウザメはサメと言っても、海にすむ映画で有名なサメとは全く別の仲間で、
すみかで有名なのは、ロシアのカスピ海とアムール川で淡水魚です。
お風呂でも飼うことができるそうで、実際に観賞用としても人気があり
休むことなく泳ぎまわり見ていて飽きないそうです。
名前の由来は鱗が蝶に似ており、
全体的な形がサメに似ているので「チョウザメ(蝶鮫)」と名付けられたそうです。
おとなしい性格で歯がないので人を襲うことはありません。
エサは、主にサケ・マスなどです。
チョウザメはキャビアで有名ですが、
今でも地球上に存在する生きた化石の「古代魚」の代表です。
上の写真は、養殖用のチョウザメのエサ。
生まれて7年ほどで、キャビアを取ることができます。
取るタイミングは実際にプールからチョウザメを取り出し、
腹を少し切り、食べるのに適した卵になっているか確認するそうです。
残念ながらキャビアを取ってしまうと死んでしまいます。
大きなチョウザメはとても迫力があり、食べられちゃうかと思いました。
手の届くような所にいる小さいのは、10cm位から大きいサイズは3mまで。
こんなにたくさんの美しいチョウザメを今まで見たことがなかったので、
チョット興奮してみんなワイワイガヤガヤ、大いに楽しみました!!
ちなみに、東かがわ市に二万円のふるさと納税をすると
15グラムのキャビアがもらえるそうです。
輸入キャビアは保存のため塩分量が高く塩辛いですが、
国産キャビアは塩分量が3%で、
キャビア本来のとろける舌触りと甘みを楽しめるそうです。
みんなで本物のキャビアの食感を味わいましょう!!
バスの長旅でしたが、大学生活最後の研修をエンジョイしました。
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香川食ツアー〈おわり〉