食文化・北前船食文化研修③

みなさま、こんにちは、関野です。
北前船食文化研修の第3弾です。
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朝ドラで有名になりましたが、
日本のウイスキーはニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝が
1918年スコットランドに留学し醸造法を学び、
サントリー創業者鳥井信治郎が彼を自社に迎え入れたことから始まります。



1962年英国のヒューム外相が「一人の青年が万年筆とノートで
ウイスキー製造技術の秘密を全部盗んでいった」と来日の時、彼を称賛しました。



ポットスチル(蒸留器)のしめ縄(上写真)は竹鶴政孝の実家が酒造業を営んでいたためです。
お正月にしめ縄を飾る習慣をそのまま受け継ぎ、今も毎年お正月に新しいしめ縄にするそうです。

2001年ニッカウヰスキーが英国で世界中のウイスキーの中で最高の評価を得ました。
その後、国産ウイスキーの輸出は欧米・中国・台湾方面へと飛躍的に伸びています。
ここ余市の工場にもたくさんの外国人グループの観光客が来ていて、
試飲を大いに楽しんでいました。



OcciGabi(オチガビ)のブドウ畑とワイナリーを見学。
ワイン専用のブドウが垣根式栽培法で栽培され、
手前のブドウの樹が白ワイン用、奥の赤色が赤ワイン用です。

ブドウの越冬の工夫を教えていただきました。
冬の寒さからブドウの樹を守ってくれる大切な雪の布団ですが、
雪の重みでブドウの樹が折れないように垣根式栽培で樹を斜めの角度で植え付け、
雪の降る前にブドウの剪定を終え、樹は垣根から外され地面に寝かすそうです。
すぐに冬が来るのでこれからが大忙しだそうです。
手間暇をかけ美味しいワインを提供していただいてありがとうございます。
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つづく