食文化・奄美大島②

みなさま、こんにちは。関野です。
サガリバナと田中一村の絵を見に、奄美大島に行った第2弾です。
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4)奄美の観光業(奄美パーク、田中一村美術館、金作原原生林散策、マングローブ林のカヌー)

田中一村記念美術館


左の大きな屋根は奄美パークでシジミ貝のデザインだそうです。
右の小さな丸屋根3棟が田中一村記念美術館。

田中一村(1908~1977)は奄美に移住し紬工場で染色工として働き、
蓄えが出来たら絵を描く生活を繰り返し、
亜熱帯の植物、動物を描き独特の世界を作り上げたそうです(パンフより)。
NHKの日曜美術館で作品が紹介されてから有名になった不思議な画家ですが、
素敵な感動をおぼえる絵を鑑賞でき幸せな時間でした。
 

金作原(キンサクバラ)原生林のトレッキング




巨大なシダ、ヒカゲヘゴです。大型の木性シダで高さは10mになるそうです。
恐竜時代を彷彿させる巨大なシダで、田中一村の絵の題材にもなっています。
 

マングローブ林のカヌー




マングローブは熱帯から亜熱帯地域の河口汽水域で干潟の性質を持ち、
そこに樹木が密生して生えている状態の呼び方で個々の樹の名前ではありません。
このマングローブ林の中をカヌーで楽しみます。

奄美大島には大企業がなく、農業・漁業・観光に力を入れています。

杉は花粉を出すほど大きくならないので、
本土で花粉症に苦しむ方々に奄美で生活をしてもらう運動をしているそうです。

また、昨年9月以降、害虫ミカンコミバエ種群の幼虫の寄生が確認され、
植物防疫法に基づき、来年3月まで寄主植物の移動制限が奄美大島に出されました。

ミカンコミバエは日本では南西諸島・小笠原諸島に分布していましたが
昭和43年から18年の歳月と約50億円の防除費用をかけ昭和61年に根絶に達しました。
しかし、毎年台風などの強風に乗って台湾などからの数匹侵入が確認されていますが、
昨年9月以降は多数確認されて今回の措置になりました。

奄美はタンカン、パッションフルーツ、マンゴーなどの果実栽培が盛んで、
これらの果実が植物防疫事務所の許可を得てからの持ち出しとなりました。

早く、害虫駆除が成功して以前の様にみんなが
自由に奄美の果実が食べられるようにと願っています。

奄美は観光に力を入れていますので、
チョット宣伝の協力を「風は南から!!亜熱帯の森と海へ」(パンフより)