食文化・林ゼミ 日本赤十字社血液センター見学①

みなさん、こんにちは、林です。
林ゼミでは、食の安全につながる「感染」や「血液」のことを勉強するために、
3年生のゼミの授業で、茨木市彩都にある血液センターに見学に行っています。

今年も、6月22日に3年生5人と見学に行き、
血液や献血、日本赤十字社の活動について学んできました。
ご丁寧な対応をしていただいた近畿ブロック血液センターの皆様に
心よりお礼申し上げます。




以下、ゼミ生達の感想です。

「献血で集められた血液について検査をするのは何となくわかっていましたが、
白血球を除去したり、血小板と赤血球とを分けたりしていることは知りませんでした。
製剤を作っている部屋では衛生面に特に気を使っていて、
服装だけでなく運搬の段階でも入っていいところが決められていたり、
ワゴンも範囲外から出さない・入れないなど、
仕事の効率よりも衛生の方を優先していたのが印象的でした。」


「実際に見学へ行って、輸血によってたくさんの人の命を救えることを知りました。
献血時の最初の15mlは輸血用に使わないことも初めて知りました。
皮膚についている菌も入ってくるからだそうです。
かといってその血液を捨てるのではなく、
副作用が起きた時などに行う原因調査のための検体として保管されます。
一滴も無駄にしていないことを知りました。


日本赤十字が海外の人を救った実績があることにも感動しました。
国を超えてまで救える命を救っていく思いに感動しました。
人間の血液は人間にしか使えないので、協力で繋がっていると改めて思いました。」
 

自分も献血してみたいと思うようになった人もいます。


「輸血されるまでにたくさんの人の協力が必要なのだと思った。
昔からたくさんの失敗を経て、献血できるようになったのだと思うと、
昔の人の努力は素晴らしいと思った。
また、血液パックができるまでの品質管理などがわかってよかった。
もし機会があれば、自分も献血をしたいと思える授業だった。」


「今回近畿ブロック血液センターを訪れ、献血に対する見方が変わりました。
以前は自分一人の血液量では、何も変わらないと思っていました。
でも、少しの血液でも必要としている人がいる、
自分の血液で助けられる命があることを知り、
献血を通して自分も力になれると分かりました。
今までは中々一歩をふみだすことが出来ませんでしたが、
少しの時間で命を救うことに貢献できるなら、献血してみたいと思いました。」

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つづく