食文化・和束町の茶畑訪問

こんにちは。食文化学部4回生のIです。
先日、喫茶学演習で京都の和束町(わづかちょう)の茶畑を訪れました。
約800年の歴史がある和束の茶畑。
晴天に恵まれ、28度とあたたかく、その美しい景観を楽しむことができました。





お茶といえば有名な宇治茶がありますね。
「宇治茶」というのは産地の名前ではなく、ブランドの名前。
(私はてっきり宇治でとれたお茶の事かと思っていました^^笑)
和束は、その宇治茶の生産量の約半分を占めるお茶の産地です。

宇治茶は、他にも滋賀や奈良、三重の茶葉がブレンドされ作られるそうです。
その中でも、ここ和束のお茶は「親茶」といわれ、
宇治茶の味や香りを決定づけている重要なお茶なのだそうです。

茶畑の前で説明を聞いている途中、茶農家の車が何台も行ったり来たり。
とても忙しそうです。
というのも今の季節は農繁期真っ只中!
睡眠時間が2、3時間の農家も少なくないのだとか…。



昼食は、
・お茶コロッケ
・サラダ(お茶ドレッシングで)
・カレー
・お茶の佃煮
・水出し煎茶

を頂きました。
水出し煎茶は味が濃くて甘みが強く、とっても美味しかったです。
お茶の佃煮は、茶殻を使って作られており、ご飯と相性抜群でした。
茶葉に含まれるβ-カロテンや食物繊維は水に溶けないため、
そういった栄養素も摂ることができる無駄なく美味しい一品!
私もおうちで作ってみようと思います。

そして最後は、美味しい煎茶の淹れ方の実習。



コツやポイントを教えていただきながら、自分たちで淹れた新茶を頂きました。
味は見た目よりもとても濃く、一煎目、二煎目、三煎目と苦みが増しますが、
後味はすっきりとしていました。



上の写真は茶団子です。(上から煎茶・ほうじ茶・抹茶)
どちらも、とても美味しく頂きました。

帰り際、全員分の茶殻を袋に詰めてもって帰る関野先生^^
「こんな高級なお茶もったいないやん~」
流石です^^ 私も頂いて帰りました。

最後に、青い空と茶畑の緑がきれいな集合写真。



茶源郷・和束で旬の香りと味を堪能した、貴重な体験でした。