食文化・壱岐&対馬①

みなさま、こんにちは、関野です。
連休を利用して歴史ロマンの国境の島「壱岐・対馬」に行ってきました。
 

1) 壱岐

人口は28,000人程で琵琶湖の1/5の面積です。
紅葉するハゼの木などが少なく、
秋の紅葉より今の新緑の季節が観光のお勧めシーズンだそうです。
水田面積は諫早の次に大きく長崎県で2番目。
米、葉タバコ、大麦を主に栽培しています。



壱岐は葉タバコの産地。
葉タバコは多年草ナス科植物で薄いピンク色の花が咲きます。
花が咲くと栄養が葉に行かないのでツボミの間に摘花してしまいます。
葉タバコは南米原産でコロンブスがヨーロッパへ伝え、もとは鑑賞用の植物。
タバコの歴史を探るのも面白いテーマです。

世界の産地は中国、アメリカ、インド、ブラジルで総生産量の2/3を占めているそうです。
日本では熊本県、宮崎県、青森県など。
葉タバコを栽培したい人はJTと売買契約を結び、
契約面積に応じて無償で種子が提供されます。


弥生時代後期3世紀の日本を知る資料は中国の魏志倭人伝で、
その中に57文字で一支国(イキコク)、64文字で対馬国の様子が書かれています。
それらが一支国博物館に掲示されボランティアの方から説明を受けました。
中学、高校の日本史を思い出し勉強になりました。



原の辻一支国王都復元公園で
鳥型がプロペラのように乗っている柱を見つけました、
これが鳥居の原形だそうで、面白いですネ。



夏はイカ漁が盛んで700船出るそうです。
水イカのお造りとゲソは天ぷらでいただきました。



ひきとおし鍋です。
これは、壱岐の郷土料理で具材は鶏肉、野菜、豆腐、素麺。
素麺は壱岐では作っていませんが保存食で昔は貴重品でした。
海が荒れ、船が来られないときに引き戸から出してきたので、
この名があるそうです。

***つづく***