食文化・春のかおり

みなさま
こんにちは、関野です。
新学期が始まります、準備はできていますか。


スギナとツクシです。

スギナはシダ類の仲間、地下茎で繁殖します。
栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシと呼び
スギナとツクシは土の中でつながっています。

ツクシを88本、庭で収穫しました。
例年は10本前後でこんなにたくさんの収穫は初めて、
背の高いのは21㎝、低いのは5㎝ほどでした。



頭の胞子とハカマをきれいに取り、つくだ煮づくりの開始です。
頭の胞子を残してつくだ煮にする方法も有ります。
ツクシの掃除で手の親指の爪の中は胞子と土で真っ黒になりました。



茹でてから醤油、酒、ミリンでつくだ煮を作ります。



何十年も前にままごとで、このつくだ煮を近所の友達と一緒に作ったのを
思い出しました。
ツクシのつくだ煮は苦味、エグ味と繊維の食感を楽しむものです。
ツクシは春の山菜として愛されていますが、多量に食べるのは禁止です。


根が深いのでスギナは難防除雑草だそうで、地獄草とも呼ばれているそうです。
来年もたくさん収穫できそうですが、除草するのは難しい厄介な植物みたいで、
喜んでばかりはいられないということですネ。

これから庭はスギナとツクシのパラダイスになりそうですが、
今回は春の香りを充分に楽しみました。