食文化・博物館とテーマパーク②

みなさま
こんにちは、関野です。春休みを楽しんでいますか。

神戸の北にある「人と自然の博物館」と食品メーカーの
テーマパーク見学の第2弾です。
 

3)めんたいパーク三田


めんたいパークの建物の上に、明太子「タラピヨ(マスコットキャラクター名)」が
のっていました。


明太子製造工程です。
明太子の親の魚はスケソウダラで、北太平洋ベーリング海、オホーツク海、
北海道近海など寒い海に広く分布しています。

日本産の卵は5%程で、ロシア・アメリカが主な産地です。
明太子は辛子明太子のことで、スケソウダラの卵を塩漬けし
塩たらこにします。
それから唐辛子が入った調味液に塩たらこを
48~72時間じっくりと漬け込み出来上がりです。

卵は成熟するにつれて呼び名が変わります。
ガム子⇒真子⇒目付⇒水子⇒皮子で真子、目付が明太子になり、
他の卵は加工品に回されるそうです。
卵を取った後の親の身は、カマボコ・チクワなどの練り物、
頭・骨などは魚粉にして捨てる所はありません。


企業系食のテーマ―パークとフードテーマパークの意義

今回見学をしたビール、明太子などの企業系の食のテーマ―パークが
各地でできています。
工場で製品を製造しながら宣伝をし、最後にお約束の販売コーナで
お買い得価格商品をお客様に大量に買っていただく戦法です。

食は親・子・孫の三世代で同時に楽しめるため顧客拡大に成功し、
地方の町おこしにも貢献をしています。
面白そうな企業系テーマパークを紹介しましょう。
遠いですが、岐阜県関ヶ原に世界で唯一のゴマテーマパークがあり、
何かのついでにお立ち寄りください。

他方、フードテーマパークはラーメン、ギョウザなど特定の料理をテーマに選び

事業主が集合してテーマ―パークを作ります。

これらは初期投資が低く、失敗しても撤退が簡単で事業展開のリスクが
低く抑えられ、事業主にとって宣伝という視点で捉えれば有効な手段です。

日本でのテーマパーク産業の発展は大掛かりな設備を持った施設が
大きな影響を及ぼしていると考えられていますが
現在の低成長時代に発想の転換で事業展開リスクを低く抑える事を
出発点に考えるフードテーマパークは面白いですネ。