食文化/パナマ・コスタリカ旅行①

みなさま
こんにちは、関野です。今年もよろしくお願いします。
冬休みを利用してパナマ、コスタリカへ行ってきました。
 

1)パナマ共和国はパナマ運河計画があって成立した国家。





パナマ運河は太平洋とカリブ海を結んでいる閘門式運河。

社会科で学習した世界三大運河(キール・スエズ・パナマ)の一つ、
パナマ運河を見学に行きました。
運河の全長は80Km程でそこを船が8時間かけて渡ります。
パナマ地域を発見した16世紀前半に運河を作る構想はあったそうですが
技術が追い付かず、400年近い歳月後にスエズ運河を作った
フランス人レセップスが工事にかかりました。

しかし、暑さ・マラリア・難工事のため彼らは開発を放棄しました。
その後、1903年頃から10年をかけてアメリカ合衆国が工事を行い、
1914年に開通したそうです。

最初はニカラグアとパナマのどちらにするかでしたが、
ニカラグアに近いベレ山の爆発でパナマに決まりました。
また、地勢調査の結果閘門式運河に決定しました。
この地域は1903年当時コロンビア領でしたが、
この地域の重要性を考えたアメリカはコロンビアからの独立を宣言し
パナマ共和国を作りました。

この見返りに運河による利益はパナマに属しましたが
運河の建設権と関連地域の永久租借権をパナマから得ました。
第二次世界大戦後、パナマに民族主義が高まり
1999年12月31日に運河の権利はすべてパナマに返還されました。

運河の通行料金は1トン当たり1ドル39セントで、
今までの最高額が豪華客船の3000万円で、
最低額が今は認められていませんが、1928年に泳いで通過した
冒険家の体重から36セント支払ったそうです。

運河には幅が狭く船が自力で航行できない所があり、
そこだけ電気機関車が引っ張っています。
実際にこの機関車を見学することができました。
この機関車は日本メーカーの車両が採用されていて、
日本メーカーが世界中で活躍していて誇らしかったです。


隣のニカラグアで中国資本が中心に新しい運河建設が計画され、
運河大競争時代が到来しているそうです。

つづく