食文化・境港

みなさま
こんにちは、関野です。
境港に11月30日に亡くなられた水木しげるさんの献花に行ってきました。



水木しげる記念館前に献花台が置かれ、
献花台前は少し月日が経ち落ち着いてきているそうです。
この日は朝が早く献花者が少なく
充分に冥福を祈ることができました。



写真中の左は少年時代の水木しげるさん宅に来ていた
お手伝いさん「のんのんさん」と、右は少年の水木しげるさんです。
拝み屋の妻だったのんのんさんは「のんのんばあ」と呼ばれ
地元の少年たちに妖怪・お化けの世界を楽しく語っていたそうです。
その後の水木しげるさんを創った人と言われています。
人との出会いが人生で重要であることを物語っていますね。
自分の将来に関与する人と早くに出会えるのは幸運です。



左上の写真は水木しげるさんの「幸福の七カ条」の六カ条目の
“なまけ者になりなさい”のオブジェです。
七カ条の中ではこの六カ条目が一番有名です。
若いときは努力が必要で、中年を過ぎたら怠けることを覚えなさいと言うことらしい。
努力に対して結果が追い付かないので続けるためには怠ける(休む)ことも
必要ですと言うことだそうです。
右写真は妖怪神社入口の目玉おやじで水の上に浮かび、
水の力で絶えず目玉おやじは動いています。



献花と冥福の祈りを無事終了し昼食を食べました。
左上が今の時期のボタンエビの刺身と右がブリの煮つけです。
エビはタウリンが多く高血圧、疲労回復に有効とされています。
ブリは日本全国で獲れるため地方による名前が多く、
大きさとともに名前が変わる出世魚です。
旬は産卵期前の脂がのる冬で寒ブリと呼ばれみんなに愛されています。


境港は古くから“日本海屈指の良港”として大陸貿易の拠点となり賑わった、
今も日本有数の水産物の水揚げを誇り、日本海屈指のみなとまちです(ホームページより)。
漁業により商店街も発展していましたが、
1974年の大規模小売り店舗法で商店街はシャッター通りになったそうです。
町おこしで商店街のアーケード800メートルの間に、1993年妖怪のオブジェ23体で
水木しげるロードが始まり、今は153体になったそうです。


今や境港は「鬼太郎とお魚のまち」がキャッチフレーズで、
鬼太郎は境港の発展に大きく寄与しています。
水木しげるさん、ありがとうございました。