【日本文化創造学科フィールドワーク・大山崎③】油で繁栄した町

こんにちは!日本文化創造学科三年、ポム亭明太子です。
先日、フィールドワークの授業で、大阪と京都の境目の地、大山崎に行ってきました。

 

今回、私が調査を担当したのは、「大山崎神人(じにん)と荏胡麻油(えごまあぶら)」についてです。
唐突に大山崎神人や荏胡麻油や言われても……と思っている画面の前の皆さん!!
今から説明いたしますのでご安心ください!



中世日本では、油は主に照明用の燈油として使われていて、その主要原料となったのが、
荏胡麻なのです!

 

荏胡麻油の生産が開始されたと考えられているのが、ここ大山崎です。
そして、その油を生産、販売していたのは「神人(じにん)」と呼ばれていた人たちでした。
神人とは神社に仕えていた人たちのことを言います。大山崎神人は離宮八幡宮に仕えていました。

 

彼らは、油の原料になる荏胡麻を今の兵庫県や岐阜県方面から仕入れて、
大山崎で油を生産していました。



 

生産された油は、写真のように桶に入れてかついで輸送し、販売していたそうです!
大山崎の神人は荏胡麻油の生産・販売を独占し、
彼らの活動によって大山崎は繁栄していったと言われています。

 

どうでしょうか!
大山崎の繁栄には神人と荏胡麻が不可欠だったというわけです。

 

フィールドワークは初参加だったのですが、
自分で調べて実際に目で見るのはいい経験になりました。
ただ、とっっっっっても暑かったです……。

 

【日本文化創造学科フィールドワーク・大山崎②】境目の神社 関大明神社