【日本文化創造学科フィールドワーク・京都御所編⑤】蛤御門

こんにちは。国際英語学科のS.Nです。

先日行われた日本文化創造学科の「観光フィールドワーク」で、京都に行ってきました。
今回私が担当したのは、京都御苑の蛤御門についてです。

 

蛤御門は京都御所の西に立つ御苑を囲う九つの門の一つで、正式名称は「新在家御門」(しんざいけごもん)といいます。かつては、滅多に開くことがなかった門だったのですが、宝永5年(1708)に起こった「宝永の大火」で御所が炎上した際に、まるで火に炙られた蛤の様に門が開かれたことから、「蛤御門」と呼ばれるようになりました。



 

幕末には、長州藩が御所に向かって攻めよせた「蛤御門の変(禁門の変)」の舞台にもなりました。
蛤御門の柱には、この際につけられた鉄砲の弾傷の跡が残っていました。



(白く丸い窪んだ跡が弾傷の痕跡だと言われています)

弾傷の跡は門の外側のみに見られたので、長州藩が撃ち込んだ弾の跡であることがわかります。

 

弾傷の跡から、幕府勢と長州藩勢がここで激戦を繰り広げたのかと思うと不思議な感覚になりました。
みなさんも京都御苑・蛤御門に足を運んで不思議な感覚になってみてはいかがでしょうか(^▽^)

 

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