【日本文化創造学科フィールドワーク・方広寺編①】そびえたつ五輪塔!~みみづか~

こんにちは!日本文化創造学科3回の敷島です。

 
今回のフィールドワークのタイトルは「豊臣秀吉の京都大改造~方広寺の境内を歩いてみよう~」ということで、秀吉関連の遺構を中心に歩いてきました!

 
その中で私が担当して調べたのは「耳塚」です。
この耳塚、実際は「鼻塚」なんですが、みなさんご存知でしたか?

 
秀吉が天下を統一したあと、朝鮮へと出兵したのは、歴史の授業などで聞いたことがあるのではないでしょうか。
その戦いの際、秀吉は朝鮮にいる大名たちに、“首”の代わりに“鼻”をもってくるよう命じました。
その後、秀吉のもとに届いた鼻を埋めて供養したのがこの塚です。

 
丘の上に、「五輪塔(ごりんとう)」という種類の供養塔がたっていました。
(離れているので正確な大きさはわかりませんが、結構大きいように感じました…)



この五輪塔とは、供養塔の一種で、その名の通り5つの部品から成り立っています。
一番下の四角いものから、「地輪」「水輪」「火輪」「風輪」「空輪」と、一応それぞれの部分に名前がついているんだそうです!

 
余談ですが…「五輪塔」、名前を知ってみると、お寺などでよく目にすることがあります。
ひとつひとつ大きさや形が違っていて、なかなか可愛いのでぜひ探してみてください!

 
さて、五輪塔の中にも、この耳塚の五輪塔のようにそれぞれの部分に「梵字」が彫られているものがあります。
↓見えますでしょうか…?


上の2つが、すこし中心からズレているのが気になりました…。まわるのか…?

 

ちなみに、この耳塚のお隣に「耳塚公園」という名前の公園がありました。
なんだかちょっと怖い名前の公園だなぁ…と思ってしまいました。

 
耳塚へは京阪七条駅から10分ほどで行くことができます。
豊国神社参拝の際に、ちらっと寄ってみられては?

 
【日本文化創造学科フィールドワーク・方広寺編】豊臣秀吉の京都大改造