(2)日本若者文化紹介体験

大学院(日本語日本文学専攻)修了生のFです。

日本文化について、台湾の大学で教える機会が時々あります。
一番多いのは伝統文化ですが、現代文化ももちろん人気が高く、
この半年間に2度、ゴシックアンドロリータファッションについてお話をしました。
(ちなみに私はロリータファッション着用者です)

1度目は大学の日本語学科で、同時通訳の訓練の授業へのゲストスピーカーでした。
ゴスロリ(ゴシックアンドロリータ)やクラロリ(クラシックロリータ)など、
カタカナ語、しかも省略語が頻発する内容でしたから、
この回の通訳担当になった学生さんは大変だったかもしれません。
それでも、受講された学生さんからの反応はまずまずで、
たくさんの質問をいただきました。

2度目は別の大学の日本文化科目にて。
しかしここで重大なミスが・・・。
受講生が必ずしも日本語を理解できているとは限らない、
という前提があることを、すっかり忘れていたのです。
目が泳いでいる感のある学生さんが多いなと思ってはいたのですが・・・。
後で聞いた話では、本来は日本語学科の学生対象の授業であるものの、
実際の受講生の半分は他学科の学生で、
さらにその約半分はまだ日本語能力が十分でないとのことでした。
対象者への確認を怠り、1度目とあまり変わらない調子で話してしまったため、
聞き取れていない学生さんが多く出てしまったとのことでした。

今後は事前確認をおこたらず、資料の改善や、話し方の工夫をしなくてはと反省しています。


(1)日本語ディベート大会報告