【日本文化創造学科フィールドワーク・琵琶湖疏水⑥】田邊朔郎と歩く

はじめまして、日本文化創造学科1年のヤマウラです。
先日の琵琶湖疏水フィールドワークのレポートです。

私は、琵琶湖疏水建設に携わった田邊朔郎さんについて調べました。
田邊朔郎さんってどんな人?という疑問に応えるべくまずはお顔を見てみましょう!

これは京都の蹴上にあるインクラインの線路の横に立つ、田邊朔郎の像です。
この横に石碑がありました。

写真の文章を要約すると、田邊朔郎さんは琵琶湖疏水の工事の計画、設計をした人です。当時は機械や資材が少なく、人力のみの工事は困難を極めましたが、卓抜な技術と信念で工事を仕上げました。

 

田邊は、琵琶湖疏水を完成させるために調査や製図、研究を行っていました。
今回は、そんな田邊も歩いたであろう琵琶湖疏水の道のりの景色を見てみたいと思います。

 

まずはインクラインです。

まっすぐ伸びゆく線路は、外国のものを使用しているそうです。どこかに英語でも書いていないものかと探してみましたが見当たらなかったので私には真偽がわかりませんでしたが、プロが見るとわかるそうです。
天候や少しですが紅葉にも恵まれ、秋の情緒が感じられる道のりでした。

 

次は南禅寺です。
 

門の上からの景色はやはり紅葉がきれいでした。階段がかなり急だったので登ろうと考えられている方は要注意です!


 

こちらの建物、実はこれも南禅寺の中にあるんです。神社の中にこのようなレンガの建物があるって不思議な感じがしますよね。私たちと同じ年頃だった田邊が論文を書いて、疏水を設計したと思うと、とても不思議な気持ちになりませんか?


最後に、琵琶湖疏水終点の散策。すると、少し面白いものを見つけました。
 

なんと!「田辺橋」という橋が!それくらい、琵琶湖疏水に貢献したすごい人物であるということがわかりますね。

 

最後に、田邊朔郎の座右の銘を紹介したいと思います。
「It is not how much was do, but how well. The will to do, the soul to date.」
意味は「多くのことをするのではなくいい仕事をする、成果を上げることが大切である。やり遂げる意思、あえて挑戦しようとする意思、精神が大切だ」。

この言葉を読んで、もう一度一番初めの彼の像を見てください。とても、まっすぐ前を向き、強い意思を感じることができると思いませんか?強い意思は、時に偉業を成し遂げる。そう私に教えてくれるような気がしました。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

【日本文化創造学科フィールドワーク・琵琶湖疏水⑤】京都を活性化させた水路のはなし