【日本文化創造学科フィールドワーク・琵琶湖疏水④】南禅寺三門に登った!!

こんにちは、日本文化創造学科のシェリーです。

先日の琵琶湖疏水フィールドワークのレポートです。私は、南禅寺の三門(「山門」と書くときもあります)について調べました。
 

南禅寺の三門は、勅使門と仏殿(本殿)の中間に位置していて、五間三戸です。高さは約二十二メートルもあります。
 

室町時代初期、南禅寺に三門が初めて建設される際、南禅寺勢力の拡張を恐れた比叡山延暦寺らは反発して抗争に発展しました。その後も抗争は続き、一旦は造営中の三門は撤去され、応安5年(1372)にようやく完成しました。


その後、文安4年(1447)に焼失したため、現在の三門は、江戸時代の再建です。現在の三門が藤堂高虎の寄進であることは『本光国師日記』寛永3年(1626)4月2日条に記され、寛永5年9月15日に完成、落慶供養が営まれたそうです。


実際に登ってみると、眺めは最高でした!紅葉がきれいにあかく染まっていて、絶景でした!

 

ところで、三門に登る際にもらった入場券に、「歌舞伎『楼門五三桐』の石川五右衛門の話で有名である」というものがあり、先生に説明をしてもらったところ、「絶景かな、絶景かな」という有名なセリフがあるが、五右衛門が活躍した頃に三門は焼失して存在しなかったので、ここで本当に言ったわけではない。江戸時代に、五右衛門のイメージと立派な門とが重ねられて、そういう伝説が創作されたのだろうと教えてもらいました。

 

【日本文化創造学科フィールドワーク・琵琶湖疏水③】南禅寺