【日本文化創造学科フィールドワーク・嵯峨嵐山④】御髪神社

こんにちは、日本文化創造学科のニシダです。

 

今回、歴史文化フィールドワークで、京都の嵯峨・嵐山に行きました。

 

私が調査を担当したのは「御髪神社」についてです。
「御髪神社」は「みかみじんじゃ」と読みます。
ここは、日本で唯一の「髪」の神社です。
 

写真は、御髪神社の案内板です。
それによると、祭神は「藤原采女亮政之」と書かれています。

 

藤原采女亮政之の父・晴基は、鎌倉時代の武士だったそうです。晴基は、皇居の警備と宝物の管理を任されていました。しかし、宝刀を紛失して、職を解かれてしまいます。晴基は、三人の子供と紛失した刀を探し、三男の采女亮政之を連れて下関に移り住みました。同行した采女亮政之は、生活費を得るため、下関で武士や婦女の髪を結い始めたと伝えられています。これが、「床屋」の起源と言われています。

 

祭神の隣には髪塚という文字が。御髪神社には「髪塚」というものがあります。
神職のいる時間に参拝すれば自身の髪の毛を献髪することができます。
 


くしをかたどったお守りやくし型の絵馬があります。
天龍寺や野宮神社の近くにあるので、嵐山を散策する際は立ち寄ってみてください。

 

【日本文化創造学科フィールドワーク・嵯峨嵐山③】二尊院